製造業の営業の仕事のやり方 ~小規模から大企業まで経験して思うこと~
このブログを始めたときに申し上げている通り、私は現在3社目の会社に
勤務しております。
1社目の会社の年間売上が「数百億円」、2社目が「数千億円」、
3社目も数千億円(1兆円はいかない)という規模の会社で勤務しております。
会社規模が大きければいい会社とは思いませんが、
3社を経験して思うことは、「会社規模が大きいほどいろいろな人と関わり、
大きなプロジェクトを推進していく」という経験ができるメリットがあります。
1社目の時には、すでに市場に出ているカタログ品を売り込むというのが、
メインの仕事で、数百万円~一千万円規模のビジネスでも大きく、
工場の人などとの関わりも少なからずありましたが、比較的 単独で動いて、
ビジネスを動かすというスタイルでした。
そして、基本的に外回りが多く、事務所で仕事していると、
「なにしているんだ、お客さんのところに行ってこい!」 とよく言われました。
2社目では、既存品を売るのではなく、都度 新たな製品を開発していく、数十億円規模のビジネスに携わるようになりました。
外出し、お客様との打合せする場合も当然あります。
それ以上に「プロジェクト」を進めるために、社内部署との調整の打合せが多く、ずっと外回りしていた1社目とのギャップから
「こんなに会社にいていいのかな?社内の会議多いな。お客さんのところに行かなくていいのかな?」
という思いがありました。
同じ製造業でも製品によって、仕事の進め方の違いを大きく感じました。
1社目の在籍時に、数年の業務を経験する中で、「会社ってこうやって動くのか」というイメージが自然と芽生えるのですが、2社目で改めて会社ごとで進め方や考え方がこんなに違うのか、と衝撃を覚えました。
繰り返しますが、規模が大きい会社・売上金額が多い会社は取り扱う商材の規模が
大きいことが多いと思います。
高価格の商材を取り扱うと、社内のいろんな人を巻き込み、顧客と調整して
一つのプロジェクトをやり遂げるという経験が詰めます。
製造業で大きなプロジェクトをやり遂げる経験を積みたい方は、
「売上金額の大きい会社→数千億円規模」の会社のほうがチャンスは多いと思います。
逆に、「ずっと外にいたい」「お客様と商談したい」という人は、
数百億円規模だったり、カタログ製品を販売する会社のほうが
よいかなと思います。
製造業の営業でも営業スタイル/仕事のやり方が異なるので、
自分のやりたいこと/あっていることに合わせて、会社を選んだほうがいいと思います。
私は、新卒時は仕事のスタイルまで全く考えず(というよりイメージがつかなかった)、外回りの多い営業スタイルの会社にいましたが、2社目の経験を通じ
「プロジェクトを動かす」仕事があっているということがわかりました。
2社目の経験から、3社目も同様な仕事をできることを重点にエントリーし、
現在、イメージ通りに業務をしております。
会社を選ぶ際は、「仕事のスタイル」もイメージしながら、会社を探したほうがいいと
思います。